過去の恋愛についてお話します。
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HN:
性別:
女性
職業:
AB型主婦
趣味:
PC&睡眠
自己紹介:
elouai's doll maker 3

◎2006.7.21Blog開設◎
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ここから第2章に入ります

「夏の恋」と言う仮タイトルをそのまんま使いたいと思います。
1日考えてみたけれど他に思いつかなかった(爆笑)

今回は、ビックリするぐらいあっという間に終わってしまうと言う
恋のお話です
すぐ終わるかと思いますので宜しくお付き合い下さい!

では本編をどうぞ↓からお読み下さい(*- -)(*_ _)ペコリ


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野球観戦当日。

かなりドキドキしていた。
実を言うと、私は頭の回転の速い方は大好き。
情報の人間とあれば、その辺はバッチリだろう(笑)

で、まずは挨拶。

私「栞です。今日はスミマセン、お邪魔してしまって

澤田さん「初めまして^^大丈夫だよ、多い方が楽しいからね♪」 


この一言でかなり緊張が解れた
良い人だな~澤田さんって…←単純
この人といっぱいお話してみたいな…。

肝心の野球はと言うと…試合そっちのけで
全員ビールガブ飲み
私はお酒大好きだけれど、ビールは苦手で…。
でも周りが呑んでいるのに自分だけ呑まないと雰囲気を
壊してしまうと思い、必死で呑んだ(笑)

試合が終わって、今度は居酒屋へ。
まだ呑むんかぃ
この人たちは底なしだった。

相変わらず澤田さんは気を遣って話し掛けてくれていた。
仕事は何を担当しているとか、そういった事だったけれど。
でも初めて見た瞬間からとても優しい雰囲気を
醸し出している人だなってずっと感じていた。
こういう人、好きだな…。
もっと話をしてみたいな。

名残惜しいけれど、この日はそれで解散した。
それから3週間後のある日の事。
情報システムの人間が私が居る部署の端末の調整と
新規のお客さんの為のシステムの開発の打ち合わせとやらで
明日やって来るとの情報を掴んだ。

おお!久しぶりにあの皆さんと逢えるんだ
嬉しいな~
また呑みに行ったりするのかな
誘ってくれたらすぐ付いて行っちゃうのになぁ(笑)

当日。
先日野球観戦をしに行った人で
知り合いになった情報の人間は二人だけだった。
澤田さんに金田さん。

軽く微笑みながら会釈した(*^-^)ニコ
金田さんの方は特に私が担当しているお客さんのシステム開発者だ。
それでも新規のお客さんの話の方がやはり重要なので
話をする機会はなかった

金田さんは新入社員の研修でうちの部署に来ていたそうで
うちの男性社員とはとても仲が良い。
結局懐かしいとの事で、その男性社員や上司たちに引っ張られて
は呑みに行ったらしい。

呑みに行くのならうちの男性社員も気を遣って
私たち女子社員も連れて行ってくれればいいのに…
なんて野球観戦しに行った事など知らぬ他の社員たちを
少しだけ恨んだ(笑)

でも翌朝私にとって驚愕な(←ちょっと大げさ)出来事が起こる。

翌朝。
いつものように出勤し、さて仕事を始めよう!
と机の中から書くものを探そうとした。

引き出しを開けると一枚のメモ紙が…

「今度飲みに行こう
 03-○○○-□□□□
          金田」



ええっ?!どういうこと???


え~と…え~っと…
これはどう捉えればいいんだ?
私の事を気に入ってくれたって事??
それとも単純に飲みの誘い???

わ…分からん

大体野球を観に行った時にだってほとんどしゃべってないのに…
あ・・・だからかな…。飲みに誘ってくれるのは。
きっと単純に話をしてないからって事だよね。
私の事を気に入ってって事ではないだろう・・・
金田さんもウワバミだったし、きっと呑む相手が
欲しいだけなんだろう…。

どんな理由があるにせよ、とりあえず今夜にでも電話してみよう…。

それにしてもよく私のデスクが分かったな…。
かなり遠くの方で仕事していたのに…。
その事にも驚いた。
メモ紙を見つけたその夜
早速金田さんに電話を入れた。

こういう風に初めて電話を入れる時って
男女問わず本当に緊張する。
特に本人以外が最初に電話に出るとかなりびびってしまう(笑)

案の定お母様らしき人が最初に出た

私「私○○(社名)でお世話になっている者なのですが、
 金田さんはいらっしゃいますか?」


お母様「こちらこそ息子がお世話になっております。
    少々お待ち下さい」



社名を出す所が小心者の証だ(笑)
それに…よかった。Yの時のように
「居りません」って言われなくて


「もしもし?」

私「こんばんわ♪栞です^^」

「おお!どうも♪(メモ紙)見た?」

私「はい、見ました

「いつにする?呑みに行くの♪」

私「いつでも

「ん~、じゃあね…俺いつも仕事終わるの夜中だから
 休みの日でもいい


私「大変ですね私の方はいつでも平気です

「じゃあ今度の土曜日にしよう」

私「了解です


こうして呑みに行く約束をした。
それから約束の土曜日になるまでに数回電話した。

会社に。

と言うのも金田さんは仕事柄
帰りが深夜になる事が多くて夜勤もあったから。
その夜勤中に私から会社に電話していた。

「いつも夜勤中は暇だから頂戴。
 履歴が残っちゃうからこっちからは掛けられないけど」


私「でも大丈夫?本当に掛けちゃって…

「うん、平気。みんなそうしてるから。
 夜勤ってどうしても眠くなるんだよ


同じ会社でも夜勤と言うものがあるのを全く知らなかった私
情報システム課は、常に会社のネットワークを
監視していなくてはいけない。
どこの部署もいつ終わるか分からないから
自分の仕事が終わっても、トラブルに備えて
誰か一人はいなくてはいけないらしい。

大変だわ…
こっちは自分の仕事が終われば勝手に帰れるけど
人の都合で帰れないって言うのはきついだろうなぁ…
「電話してくれると助かる」と言うのは本音だろう。
気が紛れるって事だろうし。
そこに他意があるのかどうかは分からないけれど、
こんな風に知って放っておくわけにはいかない。

そんな事もあって電話をするようになった。
そして約束の土曜日。

金田さんの案内で少しだけお洒落なバーへ。
そこには数百はあるカクテルなどのボトルが並んでいて
カウンターしかないお店でいい雰囲気~

ほ~!こんな所に男の人に連れてきてもらったの初めて
いい所知ってるな~
思えばYとは居酒屋ばかりだった(-_-メ)
(まあそれはそれで好きなんだけど(笑))

そんな事をぼんやり考えていたら早速注文したカクテルが来た。
は何のお酒でもイケルみたい。
普段かなり無口だけれど、どうやらお酒が入ると饒舌になるようだ。

私はこの時社会人3年目。
だから少しだけ自分の仕事に自信を持ち始めていて
色んなことに興味が出てきた所だった。
は私の一期上の先輩で私よりも5つ上。
一期しか違わないのに、既に私が担当しているお客さんのプログラムを作っていて
私はそれを使って仕事を進めている。
そう考えると本当に尊敬してしまう。

ただそのプログラムは、私からすると1点だけ問題があって
とても不便な時があった
こういう時に相談せねば!(笑)
その問題点を話すとは少し考えて

「あれは…で、…にしたような気がするから、…すれば直ると思う」

言っている意味は分からんけど(専門的過ぎて

カッコいい~~~~っ!


惚れた
結構単純なもので、元々金田さんが
私のデスクに、あのメモ紙を入れてくれた時点で
かなり気になっていた

(世の男性方、タイミングさえ合えば
ほんの少しアクションを起こすだけで
結構気になる存在になるものです

それがこうして実際会って話した事で
の頭の良さ、しかしそれを自慢にしない態度と行動。
それに何より私と同じお酒好き(o ̄∇ ̄o)ヘヘッ♪

いいわぁ~~~♪

決定的だ

Yとは全くの正反対と言ってもいいほど
違ったタイプだったけれど、これはこれでいいな♪

二人で会った初めての飲み会(?)は、
こうして楽しく、そして有意義に終わった。

そしてまた次の週末までに電話を繰り返し
その間にデートの約束をした。

こういう生活、憧れていたんだよね…
Yとの事を吹っ切れていなかったら
こんな経験出来ていなかった
ごくごく普通の事なのに…

すっかり浮かれ気分だった。
その気分は次のデートでまた大きくなる。
季節は夏真っ盛り。
そして夏と言えば花火

金田さん「今度の土曜日、隅田川の花火大会なんだけど
 一緒に観に行こう!」


うわぁ~…嬉しい…
好きな人と花火なんて観に行った事もない
これも憧れの一つだぁ~

そんな訳で2回目のデートは花火大会を観に行く事に。

当日。
は家が遠いのにも関わらず、
私の自宅までで迎えに来てくれた。
そこから花火大会の会場近辺へ車を走らせた。
会場はが勤務している場所に割りと近く、
を置いておく場所も確保していた。
さすが…手回しがいい!

そこへを駐車し、会場まで歩いた。
彼は袖なしのTシャツにジーンズと言うラフな格好だ。

二人で歩いていると、ふとむき出しの腕が目に入った。
見ると物凄く筋肉質
腕が単に太いとか細いとかではなく、
かと言ってムキムキでもなく、程よく付いた筋肉。

なんで一日中PCに向き合って仕事している人が
こんなに筋肉質なの?!
驚いた


素敵・:*:・( ̄∀ ̄ )。・:*:・ポワァァァン・・・


いや…私は決して筋肉ムキムキの人が好きって訳ではないけれど
なんだか凄く男の色気みたいなものを感じた

そして進展が訪れる…
花火大会となると当然物凄い混雑する。
電車、バス、道路
そして会場近くは、人、人!
この人の山は一体どこから現れるのかと思う
とても真っ直ぐには歩けず、5メートル先でも見えない。
何とか歩いても必ず人にぶつかるし…参ったな。。。

そう思っていると金田さんが手をつないで
引っ張ってくれた

「これならはぐれないでしょ?」

私「うん!(*^^*)ポッ」

こんな小さなことで一喜一憂してしまう。

かなりの時間を掛けて会場入りし、中ほどまで進んだので
場所を確保する事にした。

「俺、ビール買って来る。一緒に呑むでしょ?ここで待ってて」

優しいなぁ…
気も利くし

当然の事ながら間近で好きな人と見る花火は最高だった

花火が終了して帰り。
もちろんまた自宅まで送り届けてくれた。

私の自宅付近に車を停めて、少しだけ話をした。
他愛もない話。
何となく名残惜しくて、なかなか車から降りれずにいた。
すると…

「キス、してもいい?」

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