過去の恋愛についてお話します。
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:Kちゃん…高校からの親友
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田代君:救世主の友達♂
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HN:
性別:
女性
職業:
AB型主婦
趣味:
PC&睡眠
自己紹介:
elouai's doll maker 3

◎2006.7.21Blog開設◎
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「キス、してもいい?」


もちろんですともっ!

いやいや…こんな言い方はいくらなんでもまずいでしょ?

「うん。」

そう言うと彼は私にキスをした。
ディープキスだ(〃∇〃) てれっ☆

でも…。

歯が何回も当たるんですけどっ
痛いっす…

まあいいや、それは置いておいて…。
例え歯が何度も当たって痛かろうが、彼とのキスは嬉しかった。
彼の気持ちが嬉しかった。

ようやく車を降りて自宅へ戻った。
彼の家は遠い。
車で飛ばしても1時間半は掛かるだろう…

私はお礼がしたかった。
花火に連れて行ってくれた事、自宅まで送迎してくれた事、
その他小さな嬉しい出来事etc…
彼が帰宅する時間を見計らって電話をした。
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の帰宅時間に合わせて電話をした。

「今日はありがとう♪楽しかったよ^^」

「ごめんね、キスするの下手で


気にしてたのね…

「歯がガチガチ当たっちゃって…ほんとごめん。」

「ううん、私の方こそ…」

ちょっと気まずい雰囲気になってしまった…。
でも私は嬉しかったんだよ♪と素直に伝えた。

それから会うたびにキスをするようになった。
車の中だとか、エレベーターの中だとか
人目を盗んで…。
でもそのたびに歯は当たった…
う~ん…なんでだ?
お互い出っ歯なのかしら?(>▽<;; アセアセ

そういえば…紹介(?)してもらったのに池谷先輩に
付き合っている事を報告してなかった…。
一応言っておかねば…。

早速先輩がいる部署へ電話して
呑みに行く約束をした。
池谷先輩との飲み会

金田さんと付き合っている事を早速報告すると
とても喜んでくれた。

「うわ~!良かった!!うん、金田さんみたいな人の方が
お似合いだと思うよ


私「そ…そうですか

「うん!この間も言ったけど、の時はほんと辛そうで…」


慰めるのも辛かったのかもしれない
悪い事をしてたなぁ…
このままいい報告ばかり出来るといいな。

翌日、にこの事を話した。

「そか実は俺も話したんだ~」

私「ん?誰に??」

澤田さん

・・・

あっ…忘れてた

最初にいいなって思った人なのに(笑)
でも何となく知って欲しくなかったかも…
調子良すぎな考えだけど

一通りの事を話終えると次の週末のデートの約束をした。
このデートでまた新たな進展を迎える事となる…。
今度のデートはが連れて行きたい場所があると言うので
それに従う事に♪

での移動。
どこに行くのかと思ったら、彼の地元に程近い
食事処(?)だった。
ファミレスと言うにはそこはかとなく格調高くて違う気がするし、
かといってその辺の小さな定食屋さんとも違う。

藍屋と言うファミレスをご存知でしょうか?
席は掘りごたつのようになっていて
畳みの椅子と同じく畳みの床。
藍屋は全く間仕切りがないけれど
このお店は全部が完全個室。
秘密のデートにはピッタリな感じ(笑)
お料理もかなり凝っていて美味しい

よくこういった場所を知ってるなぁ…
聞くと彼の部署の情報システムの人間とよく来る場所らしい。

「一度連れてきたかったんだ♪」

そう言ってニカッと笑った。

くぅぅ~~っ!嬉しい事を言ってくれるね~
自分が大切に思っている場所に招いてくれると言うのは
とても嬉しい事だ。
彼のテリトリーに入れてくれたと思うと…

その後はボーリングをしてまた私の自宅付近まで送ってくれた。
いつももう少しで家に着いてしまうと言う時は寂しく思う。
この時もそう思っていた。

自宅付近に差し迫ると彼が唐突に言った。

「抱きたい」
「抱きたい」


ドッキーン!!


これほど男の人に何か言われてドキッとしたのは
産まれて初めて。そしてこれよりも未来に
この時ほど胸を貫いた言葉はなかった…

「抱きたい」
この言葉って女にとって凄く特別な言葉だと思う。

「ホテル行こう」「Hしたい」「やりたい」「やらせて」

などなど様々な誘い文句があるけれど、そんな中でぴか一だと感じた。
凄く大切にされている感じ。
私だからそう思ってくれたと言うのがストレートに感じとれる言葉。


「カッモォォ~ンッ♪」


じゃなくて…
(こんな事言ったら台無しだよ…アンタ)


「・・・うん。」

「大丈夫…?」

「うん。」


大切にされてるな…
彼の気持ちが凄く伝わってきた。

車でそのままラブホに入って…
部屋に入ってからまた彼が言い出した。

「平気?」

この気遣いがとても嬉しかった。

そして…


がったいぃっっ!!!


・・・

とは行かなかった…



ラブホに入ってからも気遣いしてくれる彼
シャワーを浴びてベッドへ…。

彼は上半身裸。
見るとやっぱり筋肉質で素敵
体中色んな所にキスされて、
そろそろ私の中へ…?ドキドキ…

でも…



この後は軽く(?)性描写がありますので
不快にならない方だけ↓をクリックして下さい♪






翌日の日曜日の事。

朝起きて顔を洗おうと思い、洗面所へ。
鏡を見るとなんだか違和感がある…

ん??

よ~~く見てみるとその違和感は首筋が原因だった。
なんだか右側の首筋が黒ずんで見える…
それもかなりの広範囲に…。

なんだろ…これ…?
汚れかなぁ…
でもこんな所汚れるなんて変だよなぁ…
擦ってみてもその汚れは落ちないし…。

しばらくじっと鏡と睨めっこしてハッとした。
これはもしや…

キスマーク???


いやいやいや!
…だってキスマークって言ったら普通は赤い斑点なはず…。
いくらなんでもこんなでっかいキスマークはないでしょ?

でも普通と言っても今までキスマークなんてつけられた経験はないから
あくまでテレビドラマや漫画の世界で見ただけだし…。
本当はこうなるのかしら…

夕べの事を思い出してみよう…。

え~っと…最初は確か唇にキスをされて
それから…そうだ。。。その後に首筋にキスをされた…
そういえば少し痛かった気がする
彼との初めてのエッチですっかり舞い上がっていたけれど
確かに「痛い」と思ったんだった…( ̄∇ ̄;)

じゃあこれはやっぱりキスマークだ…


どぉーーーーしよぉーーーーっっっ!!


明日は月曜日。
仕事だよ…?

うわ~~~~んっ


夜になれば少しはキスマークが消えるかもしれない…

そんな淡い期待をしていたけれど、その期待は見事に裏切られた。
より一層酷くなり、今度は青くなり始めていた

出勤日の月曜の朝、恐る恐る鏡を覗き込むと
青くなった部分がよりくっきりとしてきていたΣ(T□T)

一応書いておく。
お忘れかもしれないけれど、今は夏真っ盛り

スカーフやマフラーで隠せる訳がない(泣)
通勤途中はまだいい。
知らない人ならば見られても構わない。
だけど知っている人には見られたくないよぅ…

ここで更なる情報を一つ。
私の会社は、制服着用(号泣)
制服姿だから何かで隠せるものでもない。

当然会社では男性社員に散々な言われよう…

「おぉ~!すっごいの付けてるなぁ…」

「情熱的な彼氏みたいだね。」


など恥ずかしい事この上ない(/ω\)

こんな時にどう言い訳したら良いのでしょう…
私は普段自分の身を守る為に、咄嗟にウソを付く事があったけれど
今回だけは無理だった…
こんなでっかい痕をどう言い訳したら…

虫に刺されてボリボリ掻いた…?
ぶつけた?
転んだ?


どれも無理があるっつうの!

何とかやり過ごして(全然何ともなってないけれど)
夜、彼の夜勤中に電話をした。

「なんで隠さなかったの?絆創膏とか貼ればいいじゃん!!」

少しイラついたように彼がそう言った。

(-"-;)


絆創膏なんかで隠せる大きさじゃないっつうのっ!!!


そんなでっかい絆創膏があったら見てみたいわぃ…( ̄‥ ̄)=3 フン
週末になってようやくと逢う事が出来た。

会ってすぐ私の首筋を確認(笑)


「こりゃひどいわ・・・」


一体誰のせいだと思っているの…
1週間経とうとしているのにまだキスマークは残っていた。

キスマーク事件はともかく、この後もしばらく順調に付き合っていた。
私の家に来たり(もちろん家族が居ないのを確認済み)、遠出したり…。

本当に順調だと私は思っていた。
だけれどある日突然彼は態度を豹変させた…

電話しても一切口をきかない。
会う約束をしない。



なんでっ?!


私には全く心当たりがなかった…。
本当に心当たりがなかった。
喧嘩した覚えもないし、彼が怒っていた様子もまったくなく…
兆しすら感じられなかった。

きっと私が無意識にした事で何か気に障った事があったんだろう…
でもはっきりとした原因が分からなくては、直しようがない。

何度も電話した。
一応電話口には出てくれる。
いくら問いただしても、彼は全く答えようとしない。
それどころか一言も発しない…

これにはオロオロするばかりだった( ┰_┰)

何を考えているんだろう…?
私の何が気に入らなかったんだろう・・・

そうして3ヶ月も過ぎた。
彼の声が聞きたかった。

でも私はもう諦めていた。
やり直したいとは思っていない。
だけど、このまま原因が分からないんじゃ次にも進めない。

そう訴えたけれど、彼はやはりダンマリを決め込んだ。

それから1週間後のある日。
聞こえてきた初めて言葉。
聞こえるか聞こえないか…それぐらいとてもとても小さな声。

はぁ・・・

もう相手するのは疲れたと言わんばかりのため息。
ショックだった。

そしてずるいと思った。
嫌な役を私にやらせようとしてる。

はっきり振って欲しかった。
でもいつまで待ってもその言葉は得られず…

結局私から終わりを告げた。

「分かった。もういい


すっきりしないまま私の二つ目の恋は終わった。



第2章(完)

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