石田さんはその後も休み続けた。
彼が居ないと仕事に支障が出る。
困った私は、他の男性社員からも頼まれた事もあり
仕事中、何度か電話
を入れた。
だからと言ってこれが直接プライベートに影響するわけない。
かっちゃんとのお付き合いは極めて順調そのもの。
ただし・・・仕事上の事とはいえ、かっちゃんに石田さんに
電話をしているなんて言える筈がなかった。
最初に
石田さんに電話した日から数えて1週間後、
ようやく
は出社してきた。
彼は悪びれもせず休む以前のままだった。
でも一つだけ変わった事が合った。
への信頼度。
出社してまもなく、彼は私によく内線をくれ
私が知りたい事を全て教えてくれた。
それがまたとても分かりやすくて
無理して頭に詰め込まなくてもすっと覚えられると言うものだった。
そんな時、他社で請け負っていた仕事をうちでやる事になり、
それに関係している人間は全員私に担当をしろという。
同期の女の子と二人で担当している仕事なのに。
彼女の面目も潰れてしまうと思い、私は彼女と等分して担当する事にした。
彼女の名は
中村さん。
(以後出てくると思います)
その新たな仕事はやはり石田さんに頼る事となった。
でも仕事場だけでは時間が足りなかった。
もっと知りたい・・・いち早く理解したい。
その気持ちを察したのか、石田さんがある提案をしてきた。
「おめえ、うちの番号知ってんだろ?
それ(新たな仕事)考えて、夜電話してこいや。」私はその好意に甘える事にした。
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