Y
とおじいちゃん二人に謝っておきたい。
私の余計な一言で二人の仲を壊してしまった。
ソワソワする日が続いて、喧嘩の事実を知った時から1週間後、
ようやくその機会が巡ってきた。
おじいちゃんの方が仕事で来ていたのを発見。
受付を済ませてから、仕事場の方へ出向いた。
「あのっ!(と)喧嘩したって聞いたんですけど…」
「ああ、大丈夫ですよ」といつもと変わらぬ笑顔でおじいちゃんはそう答えた。
「でも…でも!私のせいなんですよね?ゴメンナサイ…」まだニコニコしている。
でも。
否定はしない…。
「そんなつもりじゃなかったんです…本当にゴメンナサイ…(*- -)(*_ _)ペコリ」「大丈夫です!」多くを語らなかった…
きっと何かを言ったら、私が責任を感じると思ったのだろう。
これ以上ここに居ても逆に気を遣わせてしまうだけだ…
私は深々と頭を下げて仕事に戻った。
今度はY
に謝らなくては…。
その機会は更に1週間後となる。
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