過去の恋愛についてお話します。
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:Y…型第一の男
:山元…型男
:池谷先輩…信用出来る♀
:Kちゃん…高校からの親友
:Mくん…イケメン型男
富田さん:の会社の同僚
田代君:救世主の友達♂
結衣:高校の同級生♀
金田さん:「夏の恋」の相手
かっちゃん:「乙女な男」
石田さん:ヤンキーな彼

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プロフィール
HN:
性別:
女性
職業:
AB型主婦
趣味:
PC&睡眠
自己紹介:
elouai's doll maker 3

◎2006.7.21Blog開設◎
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あけましておめでとうございます。
年末のご挨拶もせず、更新を停滞してばかりいてゴメンなさい
リアルの方が少し忙しくなってしまったので
まだしばらく遅い更新になるかと思いますが
思い出した時にでも立ち寄ってくださいね^^

それでは本編続きへ。
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石田さんとの電話が終わり、かっちゃんへ電話をイソイソと入れた。
もちろんかっちゃんにはこの事は言えなかった。
理由は二つある。

1つは仕事の話しかしてないとは言え、他の男の人に電話をしている
なんて聞いたら、心配するだろうと思ったから。

もう1つは私の仕事の話になんて全く興味を示さないから。

からすると私はのんびりして見えるらしく
「仕事ちゃんと出来てるの?」とまで言われた事がある。
その時私はムキになって説明したけれど、
「いやいやいや・・・!」と笑い飛ばしていたっけ。
彼と真面目な話をするなど無駄な事なのだ。
無駄と言っては酷いかもしれないけれど
そう感じていた。

それを一番最初に感じたのは付き合い始めてすぐの事だった。
私は母を17の時になくしている。
その事を付き合い始めのときにいつも話をする。
Y金田さんにもすぐに話した。
そしてかっちゃんにも同様にした。

大抵付き合い始めと言うのは誕生日や血液型、家族構成などの話が出る。
私は私を知ってもらいたいからこそ、相手に母の事を話をする。
なぜなら母がなくなってから、私は大きく変わった。
それは周りにいる人間をよく見る事。

母がなくなった時、学校をしばらく休んだ。
再び登校し始めたとき、クラスメイトのある女の子が声を掛けてくれた。
彼女とは普段話などした事もなく、ビックリしたものだった。
正直、彼女にはマイナスイメージしか持って居なかったのに
彼女は私に「大丈夫?」と気遣ってくれた。
こういう事って周りからすると言い難いものだと思う。
仲良しグループの子たちでさえ、言いにくいようで
そんな事言わなかった。
それでも尚彼女は私を心配し、声を掛けてくれた。
いたく感動し、同時に情けなかった。
そんな彼女にマイナスイメージしか持って居なかっただなんて…。
イメージや噂などで人を判断してはいけない。
もっと周りの人間をよく見ようと心に誓った瞬間だった。

これらの事を知ってもらいたいが為に話をする。
Yも金田さんもよく話を聞いてくれた。
でもかっちゃんは・・・

無反応だった。

「私は母をなくしているんだ~」

「・・・」


私の方を見ず、前を向いて一言も発しなかった。
だからそれ以上の事は話して居ない。
なんでなくなったのか、いつなくなったのか、、、
当時どう思ったのか。全て。
その時始めて「この人と付き合って大丈夫かな・・・」
そう思ったものだった。
でも根っからのお人好しなのか、彼はきっと
「それ以上は彼女(私)が言い難いんじゃないだろうか」
と考えているんじゃないかと思い、気にしないようにサラッと流した。
私を知ってもらいたいと思って話をしたのに
サラッと流してしまったのだ。

それが間違いの元だった。
かっちゃんに対する私の態度は変わらなかった。
もちろん石田さんへは気持ちなんてサラサラない。

かっちゃんとは楽しく付き合えればいい。
実際楽しいのだ。
彼と居るといつも笑って過ごせる。
ヤキモチを焼いたり、時間にルーズでイライラしたり…
そんな事は一切なかった。
だから心は平穏だった。

一方で石田さんとは相変わらずプライベートな時間を割いて
夜仕事の電話をしていた。
一切私用な話はしない。

石田さんは思いっきりヤンキーだった
今時茶髪でリーゼントなんて有り得ない。

街でそういった方を見たら、思わず道の端っこを歩いて避けたい…
そんな感じ。

それでも彼は仕事に対する姿勢は立派なものだった。
教え方は丁寧で分かりやすい!
よくこちら側に立って話を進めてくれる。
私がちゃんと話しについてきているかどうか
確認しながら話を進めてくれるのだ。
有り難い(人-)謝謝(-人)謝謝

やっぱり見た目じゃないんだな…。
きちんと話をしてみなければ人間なんて分からないものだ。
外見で判断してはいけない手本のような人だった。

こんな風にプライベートも仕事も順調だった。
しかし。
ある大事件が私に忍び寄ってきていた。

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