過去の恋愛についてお話します。
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登場人物

:Y…型第一の男
:山元…型男
:池谷先輩…信用出来る♀
:Kちゃん…高校からの親友
:Mくん…イケメン型男
富田さん:の会社の同僚
田代君:救世主の友達♂
結衣:高校の同級生♀
金田さん:「夏の恋」の相手
かっちゃん:「乙女な男」
石田さん:ヤンキーな彼

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プロフィール
HN:
性別:
女性
職業:
AB型主婦
趣味:
PC&睡眠
自己紹介:
elouai's doll maker 3

◎2006.7.21Blog開設◎
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翌朝。
いつものように出勤し、さて仕事を始めよう!
と机の中から書くものを探そうとした。

引き出しを開けると一枚のメモ紙が…

「今度飲みに行こう
 03-○○○-□□□□
          金田」



ええっ?!どういうこと???


え~と…え~っと…
これはどう捉えればいいんだ?
私の事を気に入ってくれたって事??
それとも単純に飲みの誘い???

わ…分からん

大体野球を観に行った時にだってほとんどしゃべってないのに…
あ・・・だからかな…。飲みに誘ってくれるのは。
きっと単純に話をしてないからって事だよね。
私の事を気に入ってって事ではないだろう・・・
金田さんもウワバミだったし、きっと呑む相手が
欲しいだけなんだろう…。

どんな理由があるにせよ、とりあえず今夜にでも電話してみよう…。

それにしてもよく私のデスクが分かったな…。
かなり遠くの方で仕事していたのに…。
その事にも驚いた。
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メモ紙を見つけたその夜
早速金田さんに電話を入れた。

こういう風に初めて電話を入れる時って
男女問わず本当に緊張する。
特に本人以外が最初に電話に出るとかなりびびってしまう(笑)

案の定お母様らしき人が最初に出た

私「私○○(社名)でお世話になっている者なのですが、
 金田さんはいらっしゃいますか?」


お母様「こちらこそ息子がお世話になっております。
    少々お待ち下さい」



社名を出す所が小心者の証だ(笑)
それに…よかった。Yの時のように
「居りません」って言われなくて


「もしもし?」

私「こんばんわ♪栞です^^」

「おお!どうも♪(メモ紙)見た?」

私「はい、見ました

「いつにする?呑みに行くの♪」

私「いつでも

「ん~、じゃあね…俺いつも仕事終わるの夜中だから
 休みの日でもいい


私「大変ですね私の方はいつでも平気です

「じゃあ今度の土曜日にしよう」

私「了解です


こうして呑みに行く約束をした。
それから約束の土曜日になるまでに数回電話した。

会社に。

と言うのも金田さんは仕事柄
帰りが深夜になる事が多くて夜勤もあったから。
その夜勤中に私から会社に電話していた。

「いつも夜勤中は暇だから頂戴。
 履歴が残っちゃうからこっちからは掛けられないけど」


私「でも大丈夫?本当に掛けちゃって…

「うん、平気。みんなそうしてるから。
 夜勤ってどうしても眠くなるんだよ


同じ会社でも夜勤と言うものがあるのを全く知らなかった私
情報システム課は、常に会社のネットワークを
監視していなくてはいけない。
どこの部署もいつ終わるか分からないから
自分の仕事が終わっても、トラブルに備えて
誰か一人はいなくてはいけないらしい。

大変だわ…
こっちは自分の仕事が終われば勝手に帰れるけど
人の都合で帰れないって言うのはきついだろうなぁ…
「電話してくれると助かる」と言うのは本音だろう。
気が紛れるって事だろうし。
そこに他意があるのかどうかは分からないけれど、
こんな風に知って放っておくわけにはいかない。

そんな事もあって電話をするようになった。
そして約束の土曜日。

金田さんの案内で少しだけお洒落なバーへ。
そこには数百はあるカクテルなどのボトルが並んでいて
カウンターしかないお店でいい雰囲気~

ほ~!こんな所に男の人に連れてきてもらったの初めて
いい所知ってるな~
思えばYとは居酒屋ばかりだった(-_-メ)
(まあそれはそれで好きなんだけど(笑))

そんな事をぼんやり考えていたら早速注文したカクテルが来た。
は何のお酒でもイケルみたい。
普段かなり無口だけれど、どうやらお酒が入ると饒舌になるようだ。

私はこの時社会人3年目。
だから少しだけ自分の仕事に自信を持ち始めていて
色んなことに興味が出てきた所だった。
は私の一期上の先輩で私よりも5つ上。
一期しか違わないのに、既に私が担当しているお客さんのプログラムを作っていて
私はそれを使って仕事を進めている。
そう考えると本当に尊敬してしまう。

ただそのプログラムは、私からすると1点だけ問題があって
とても不便な時があった
こういう時に相談せねば!(笑)
その問題点を話すとは少し考えて

「あれは…で、…にしたような気がするから、…すれば直ると思う」

言っている意味は分からんけど(専門的過ぎて

カッコいい~~~~っ!


惚れた
結構単純なもので、元々金田さんが
私のデスクに、あのメモ紙を入れてくれた時点で
かなり気になっていた

(世の男性方、タイミングさえ合えば
ほんの少しアクションを起こすだけで
結構気になる存在になるものです

それがこうして実際会って話した事で
の頭の良さ、しかしそれを自慢にしない態度と行動。
それに何より私と同じお酒好き(o ̄∇ ̄o)ヘヘッ♪

いいわぁ~~~♪

決定的だ

Yとは全くの正反対と言ってもいいほど
違ったタイプだったけれど、これはこれでいいな♪

二人で会った初めての飲み会(?)は、
こうして楽しく、そして有意義に終わった。

そしてまた次の週末までに電話を繰り返し
その間にデートの約束をした。

こういう生活、憧れていたんだよね…
Yとの事を吹っ切れていなかったら
こんな経験出来ていなかった
ごくごく普通の事なのに…

すっかり浮かれ気分だった。
その気分は次のデートでまた大きくなる。
季節は夏真っ盛り。
そして夏と言えば花火

金田さん「今度の土曜日、隅田川の花火大会なんだけど
 一緒に観に行こう!」


うわぁ~…嬉しい…
好きな人と花火なんて観に行った事もない
これも憧れの一つだぁ~

そんな訳で2回目のデートは花火大会を観に行く事に。

当日。
は家が遠いのにも関わらず、
私の自宅までで迎えに来てくれた。
そこから花火大会の会場近辺へ車を走らせた。
会場はが勤務している場所に割りと近く、
を置いておく場所も確保していた。
さすが…手回しがいい!

そこへを駐車し、会場まで歩いた。
彼は袖なしのTシャツにジーンズと言うラフな格好だ。

二人で歩いていると、ふとむき出しの腕が目に入った。
見ると物凄く筋肉質
腕が単に太いとか細いとかではなく、
かと言ってムキムキでもなく、程よく付いた筋肉。

なんで一日中PCに向き合って仕事している人が
こんなに筋肉質なの?!
驚いた


素敵・:*:・( ̄∀ ̄ )。・:*:・ポワァァァン・・・


いや…私は決して筋肉ムキムキの人が好きって訳ではないけれど
なんだか凄く男の色気みたいなものを感じた

そして進展が訪れる…
花火大会となると当然物凄い混雑する。
電車、バス、道路
そして会場近くは、人、人!
この人の山は一体どこから現れるのかと思う
とても真っ直ぐには歩けず、5メートル先でも見えない。
何とか歩いても必ず人にぶつかるし…参ったな。。。

そう思っていると金田さんが手をつないで
引っ張ってくれた

「これならはぐれないでしょ?」

私「うん!(*^^*)ポッ」

こんな小さなことで一喜一憂してしまう。

かなりの時間を掛けて会場入りし、中ほどまで進んだので
場所を確保する事にした。

「俺、ビール買って来る。一緒に呑むでしょ?ここで待ってて」

優しいなぁ…
気も利くし

当然の事ながら間近で好きな人と見る花火は最高だった

花火が終了して帰り。
もちろんまた自宅まで送り届けてくれた。

私の自宅付近に車を停めて、少しだけ話をした。
他愛もない話。
何となく名残惜しくて、なかなか車から降りれずにいた。
すると…

「キス、してもいい?」

「キス、してもいい?」


もちろんですともっ!

いやいや…こんな言い方はいくらなんでもまずいでしょ?

「うん。」

そう言うと彼は私にキスをした。
ディープキスだ(〃∇〃) てれっ☆

でも…。

歯が何回も当たるんですけどっ
痛いっす…

まあいいや、それは置いておいて…。
例え歯が何度も当たって痛かろうが、彼とのキスは嬉しかった。
彼の気持ちが嬉しかった。

ようやく車を降りて自宅へ戻った。
彼の家は遠い。
車で飛ばしても1時間半は掛かるだろう…

私はお礼がしたかった。
花火に連れて行ってくれた事、自宅まで送迎してくれた事、
その他小さな嬉しい出来事etc…
彼が帰宅する時間を見計らって電話をした。
の帰宅時間に合わせて電話をした。

「今日はありがとう♪楽しかったよ^^」

「ごめんね、キスするの下手で


気にしてたのね…

「歯がガチガチ当たっちゃって…ほんとごめん。」

「ううん、私の方こそ…」

ちょっと気まずい雰囲気になってしまった…。
でも私は嬉しかったんだよ♪と素直に伝えた。

それから会うたびにキスをするようになった。
車の中だとか、エレベーターの中だとか
人目を盗んで…。
でもそのたびに歯は当たった…
う~ん…なんでだ?
お互い出っ歯なのかしら?(>▽<;; アセアセ

そういえば…紹介(?)してもらったのに池谷先輩に
付き合っている事を報告してなかった…。
一応言っておかねば…。

早速先輩がいる部署へ電話して
呑みに行く約束をした。
池谷先輩との飲み会

金田さんと付き合っている事を早速報告すると
とても喜んでくれた。

「うわ~!良かった!!うん、金田さんみたいな人の方が
お似合いだと思うよ


私「そ…そうですか

「うん!この間も言ったけど、の時はほんと辛そうで…」


慰めるのも辛かったのかもしれない
悪い事をしてたなぁ…
このままいい報告ばかり出来るといいな。

翌日、にこの事を話した。

「そか実は俺も話したんだ~」

私「ん?誰に??」

澤田さん

・・・

あっ…忘れてた

最初にいいなって思った人なのに(笑)
でも何となく知って欲しくなかったかも…
調子良すぎな考えだけど

一通りの事を話終えると次の週末のデートの約束をした。
このデートでまた新たな進展を迎える事となる…。
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